flat7th

memo/20100606

created 2010-06-06 modified 2010-06-06 

昔見たドキュメンタリーの話。
「若いときは曲を作りやすい。物事を白か黒かで見ているから。
でも年をとるとだんだんわからなくなる。そういった考え方もあるかな、と、グレーになる」
というようなことを、インタビューに答えてビリージョエルが述べていた。
「リバー オブ ドリームス」の製作に関するドキュメンタリーだった。

当時、自分は10代か20代。言葉としては耳に入っていたが、理解はしていなかった。もしくは、わざと無視していたのか...。自分は今まで、「オマエは白!オマエは黒!」などと、無礼な発言を繰り返してきたように思う(このサイトも含め)。


今年の現場には、自分にとって、とても勉強になる人物がいる。彼は能力の高い方なので、自分がその能力や社会的地位に追いつけるとは全く思えないが、別の意味で、未来から来た鏡のような気がした。言葉(+ボディランゲージ)が刺さるんですよね。良くない意味で。


話が飛んで

西垣通センセイの「ネットとリアルのあいだ」という本が出ているらしい。書籍タイトルを読んで、(中身は未読だけど)「リア充」 などの流行用語をセンセイが分析している様を想像してしまい、ちょっと楽しい気分になった。
「情報屋、コンピュータ屋は、どんなに記号を操っても、自分自身が有機の生命体であるための制約から逃れられない」というようなことを、西垣通センセイは繰り返し述べられているような 気がする 。


最近、身体的に弱くなっていることを感じる。
春に再発した偏頭痛と嘔吐、先日首から肩にかけて走った激痛などが、自分に対してしつこく何かを教えようとしているように感じる。
本人には激しい痛みでも、周りには伝わらない。
そのような身体的な痛みは、「いままで自分の周りにも、このような理不尽な痛みに耐えていたひとがいたはずだ」という思いを引き起こす。


高校時代の恩師が、こんな言葉を教えてくださったことを思い出した。

「元気を出せ、わが肉体はいかに弱くとも、わが精神はこれに打ち勝たねばならぬ」


元気を出せ。あと、体が痛いと、いろんなことを思い出すのよね。そういう話。



「過去を振り返るのは年寄りだな。」(本田宗一郎氏の伝記マンガより)

ハハハ。



indigo girls の 分水嶺、という曲の歌詞。

あなたはそこに立ち尽くして苦悩することもできる
苦悩があなたの一番の重荷になるまでね

あなたはカラスが飛ぶように空を飛ぶことはできず
長い田舎道にだんだんと慣れていく

その小道に自分のペースで向き合う方法を学んでいく間
すべての選択は価値のあるものなのよ

とかなんとか。

ドロップDチューニングの曲で、アルバムバージョンとは別のライブ音源がシングルカットされていました。そのシングルを買った日、空手部の同期会があったように記憶している。東京で集まって厚木まで行った日だ...


なんだろう。本当にいろいろ思い出す。