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courier-imap:ユーザ作成、パスワード設定

created 2005-01-08 modified 2005-01-08 

基本的なこと

userdbというコマンドで、userdbという同名のテキストファイルを作成または更新し、それをmakeuserdbコマンドでバイナリ形式に変換する。courier-imapが読むのはバイナリ形式のファイル。
パスワードの入力処理はuserdbpwというコマンドが担当し、そのコマンドの出力をuserdbコマンドに喰わせるというつくりになっている。

アカウント作成

事前にOSユーザとしてログイン不可(シェルが/bin/false)のユーザアカウントを作成してから
userdb アカウント名 set home=ホームディレクトリのパス mail=Maildirのパス \
 uid=OSのユーザID gid=OSのグループID
このときuserdbファイルがなければ作成される。userdbファイルのパスは、コンパイル時にきちんと望む場所を指定しておくのが吉。

アカウント削除

userdb アカウント del
必要に応じOSアカウントも削除する。

パスワード設定(MD5の場合)

userdbpw -hmac-md5 | userdb アカウント名 set hmac-md5pw
(パスワードを2回)

パスワード設定(平文の場合)

userdbpw | userdb アカウント名 set imappw
(パスワードを2回)

間違えて平文パスワードを設定してしまい削除したい場合
userdb アカウント名 unset imappw

ユーザ設定の確認

userdb -show
userdb -show アカウント名

バイナリ形式のファイルに反映

makeuserdb
これで、userdb.dat、userdb.lock、userdbshadow.dat などが作成され、courier-imap が読めるようになる。

courier-imap 再起動

/etc/init.d/courier-imap restart